空撮にピッタリな天候条件とは?


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空撮でピッタリな3つの天候条件とは?

空撮に適した気候条件での都市の撮影

航空写真はカメラマンやパイロットの技術だけでなく、撮影地域の天候や気象条件によって、 撮影難易度が大きく変わります。

空撮に適した気象条件は「晴」になりますが、天気予報が「晴」でも、良い写真が撮影できるというわけではありません。
気象庁の定義する「晴」とは、8割が雲に覆われた状態でも「晴」とされています。
天候が悪いと、コストアップにつながりかねないので、なるべく無駄なコストを抑えるためには事前の確認が重要です。

条件1: 視程(してい)

視程が良い状態での空撮

航空写真撮影に適した気象条件において、視程は重要な条件になります。

視程とは肉眼で物体がはっきりと確認できる最大距離、大気の見通しのことです。
天気は天気図などから予想できますが、視程の予想は難しく、撮影する時になって見ないとわからないと言われています。
空撮に関して、視程が良いと赤色や黄色が鮮やかに写ります。

しかし、空が白っぽく視程の状態が悪いと空撮に影響が出る場合があります。
特に春先は黄砂の影響があり、地域によっては撮影ができない場合もあるようです。

条件2: 雲

積雲系の雲の空撮

航空写真撮影において、も重要な条件の一つです。
特に積雲系の雲は地表にくっきりと影を落とすので、航空写真にとっては要注意事項 になります。
雨が降った翌日は、地上の空気が暖められて水蒸気が上昇し積雲系の雲が出来やすくなります。


また、夏の暑い日も地表が熱せられ上昇気流が発生するため、積雲系の雲ができやすいと言えます。
地上は快晴でも、上空から見ると雲影があり、良い空撮ができない場合もあるようです。

条件3: 光

光が強い環境での雲の上からの空撮

航空写真撮影は、も重要です。
光が強いほど色も良く出るしコントラストもはっきりとするので、良い空撮ができます。
この光の強さは、太陽高度によって左右されます。
夏は冬に比べて太陽高度が高くなるので、光が強く出ます。

特に夏至の前後の2ヶ月間は年間を通して最も空撮に適した時期です。
夏の撮影時間帯に関しては、午前9時~午後3時の間になります。
逆に冬は太陽高度が低いため、光が弱くなってしまいます。
晴れていても光が弱いために、撮影に十分な光が届かず、青白くモヤのかかった写真になってしまうことがあります。
そのため、冬期の高度を上げての撮影は不向きです。

しかし、高度を下げて、建物のアップを撮影する場合は、影響が少なくなります。
冬の撮影時間帯に関しては午前10時~午後0時と夏に比べて、短くなってしまいます。

以上が、航空写真撮影に適した気象条件になります。

また気象条件でありませんが、写真は光を写すモノなので、順光や逆光のことも考えなくてはなりません。
日本は太陽光が基本的に南側から当たりますので、南側から撮影するのが基本です。