台風18号の原因・被害状況と災害における航空写真の重要性


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災害における空撮の重要性


台風18号の影響による記録的な大雨が、関東から東北にかけて甚大な被害をもたらしました。
今回は大雨の原因と被害状況、災害時の空撮についてご紹介します。

■記録的な大雨の原因・被害状況

記録的な豪雨に見舞われた街並み

大雨の原因


気象庁の発表によると、今回の記録的な大雨は台風18号と台風17号が影響しているとのことです。
台風18号が温帯低気圧に変わり、この低気圧に向かう温かく湿った空気と日本の東の海上にある台風17号の周辺の風が関東付近で交わり、帯状の雨雲に発達したことが原因と言われています。

被害状況


内閣府の発表によると、13日の午前10時の段階で栃木・宮城で計4人が死亡、行方不明者が茨城で15名。重傷者は全国で6名 、軽傷は10県で24人との発表です。
建物の被害状況は栃木・福島で全壊が7棟。床上浸水は10県で5306棟、床下浸水は15県で9769棟と発表されました。

また、13都県で62カ所の崖崩れが確認できたとのことです。

■災害時の空撮


①災害時は空撮が活躍



災害時の空撮に使用するヘリコプター

地上からの撮影が困難な災害現場では、空撮が活躍しています。
災害時の空撮は、地上からでは全体像が掴みにくい災害現場の状況をいち早く把握することができます。
そのため、現場検証や救出活動など多くの用途で空撮が用いられています。



②災害現場でもドローン空撮化が進む



飛行中の黒いドローン

近年、上空からでも人の立ち入ることが困難な現場において、ドローン空撮が活躍しています。
多くの報道機関では、災害報道の現場でドローンを活用。

また防災研究の最前線でも、ドローンが注目をされているようです。
そのため、ドローン技術も進化しており、画像処理技術を駆使しての災害現場の3次元画像化や詳細な地形図の作成など、災害の解析にも役立っています。



③ドローン空撮の操縦指導



飛行している白いドローン

東北地方整備局は今年度中に「UAV活用官民協力制度」を創設することを発表しました。

この制度はドローン空撮の熟練者と協力し、災害調査や操縦指導などを有償で行なうものです。
さまざまな用途で使用されるドローンですが、操縦には高い技能が要求されます。
そこで、高い技能を持つ熟練者に協力を仰ぐことで、災害状況の把握においてドローンの早期活用を目指します。

このような災害はひとたび発生すると、各地に甚大な被害をもたらします。
さらに二次災害の危険性も高まり、災害現場に近づくことも困難になるのです。

そのため、状況の把握や救助、復旧作業をいち早く行なうためにも、空撮技術の進化は必要不可欠と言えるでしょう。