ドローンで撮影した黒部ダムの魅力


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ドローンで撮った黒部ダムの魅力

紅葉に染まった黒部ダムの航空写真


今回、空撮による航空写真を通してご紹介するのは黒部ダムになります。
日本のダム建設の歴史の中で最も重要と言われ、特に建設するにあたり破砕帯との格闘は「黒部の太陽」として映画・ドラマ化されたことで有名です。

昭和31年から始まったダム建設は当時の金額で513億円という巨額な資金が投じられ、約7年の歳月をかけて完成に至りました。
建設に携わった作業員の延べ人数は1000万人を超え、さらに工事中の事故による殉職者は171人ということから、いかに当時のダム建設が過酷だったのがわかります。

日本一の高さを誇る黒部ダム

空撮した黒部ダム


残雪が残る黒部ダムの写真


こちらの航空写真はドローン空撮よるものです。黒部ダムの高さは186メートルと、ダムの高さとして日本一を誇ります。

さらに、航空写真から膨大な貯水量が見てとれます。
黒部ダムの総貯水量は約2億立方メートルで、石油輸送に使われる超大型タンカー(20t以上の石油を積む)に例えると約1000隻分だそうです!

また電力共有においても、重要な役割を果たしています。
黒部ダムの最大出力は335千kWで、年間の発電量は約10億kWhと莫大な電力をつくる水力発電所でもあるのです。



毎秒10立方メートル! 大迫力の放水


>ドローン空撮による放水①


黒部ダムが放水している航空写真

ドローン空撮による放水②


ドローンで撮影した黒部ダムの放水写真

放水写真①②も、ドローンによって空撮された航空写真です。
航空写真からでも、ものすごい勢いで放出される水の迫力が伝わってきます。
その放水量は、なんと毎秒10立方メートル以上!

また放水写真①からもわかるように、多くの人々が放水観光に訪れていることが見てとれます。
放水は毎年6月26日から10月15日まで行われ、たくさんの人々が放水を見に訪れるとのことです。
放水の観光スポットとして、標高1508メートルの位置からダム湖の雄大さを望める「ダム展望台」、バリアフリーになっている「放水観覧ステージ」、 ほぼ真横から最も近い位置で放水が堪能できる「新展望広場」、真上から放水を見ることができる「ダムえん堤」の4つが用意されています。
建設当初は黒部ダムと言えば、登山者くらいしか訪れない秘境でした。

しかし、観光スポットが整備されてから毎年100万人以上の人が訪れ、これまでに訪れた観光客は延べ4千万人以上と、今では日本を代表する観光地となっています!


黒部ダムだけじゃない! 魅力的な観光スポット

ドローン空撮した立山ロープウェイ


ドローンで撮った立山ロープウェイ

ドローン空撮によるガルベ
ドローンで空撮した黒部湖遊覧船「ガルベ」


黒部エリアはダムだけでなく、周辺にたくさんの魅力的なスポットがあります。
一つは大観峰と黒部平を結ぶ立山ロープウェイです。
航空写真より、立山連峰の絶景が広がっているのが見てとれます。
立山ロープウェイには大観峰と黒部平の間に一本も支柱が存在しません。

そのため、動く展望台として360度の大パノラマで絶景を堪能することができるのです。
もう一つ注目なのが、平均標高1448メートルの黒部湖に浮かぶ黒部湖遊覧船「ガルベ」です。
黒部湖を30分かけて一周するので、黒部の雄大さをじっくり満喫することができます。
ちなみに、ガルベという名前は黒部の語源ともなったアイヌが由来とのことです。

2007年に世界遺産候補地として名乗りを挙げましたが、惜しくも選考に漏れてしまいました。
しかし、観光地としての人気は高く、近年は多くの外国人観光客にも人気です。