航空撮影による航空写真を通して見る東京ドームの凄い技術


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航空撮影による航空写真を通して見る東京ドームの凄い技術

航空撮影による航空写真を通して見る東京ドームの凄い技術


日本初の全天候型多目的スタジアムである東京ドームを、航空撮影による航空写真を通してご紹介します。
1988年3月18日、後楽園球場に変わる球場として後楽園競輪場の跡地に誕生しました。
約350億円の建築費をかけた東京ドームですが、読売ジャイアンツの本拠地をはじめ、コンサートや大規模な展示会などの多くのイベントに利用されています。
そこで、今回は東京ドームが導入している凄い技術に着目してみました。




航空写真撮影を通してみる東京ドームの建築構造

航空写真撮影を通してみる東京ドームの建築構造


航空撮影した航空写真からも見てとれますが、東京ドームの建築構造で注目してほしい部分は屋根です。
屋根部分は空気膜構造という建築手法が用いられています。空気膜構造とは風船が膨らむ原理を建築物に応用したもの。
膜材料で覆われた空間に空気を送り、室内の空気圧を外気圧よりも高めることで屋根を支える構造形式です。

空気膜構造のメリットは屋根の重量を空気が直接支えてくれること。
さらに膜材を使用しているため太陽光も通しやすく、他の構造形式よりも明るい内部空間となっています。

ちなみに東京ドームの屋根膜は、東京ドームのために開発されたフッ素樹脂コーティングしたガラス繊維膜材を使用しています。
この膜材は2重構造となっており、内膜の厚さが0.35mm、外膜の厚さが0.8mmと、従来の屋根膜と比べて薄い仕様です。
とても薄い膜なので、耐久性を心配する方もいるかと思います。
実は耐用年数20年以上で、定期的な検査は行われているものの、いまだ張り替え工事は行われていないとのこと!見た目とは裏腹に、素晴らしい耐久性を誇っているのです。

また航空写真撮影ではわかりにくいですが、屋根には内野から外野にかけて1/10の勾配で傾斜がついています。
これは隣接する小石川後楽園の日照に配慮したのが理由です。

ドローン撮影による東京ドームの施設内

ドローン撮影による東京ドームの施設内


こちらは、ドローン撮影による東京ドームの施設内を撮影した空撮写真です。
施設内で注目なのが、フィールドの人工芝になります。
開業時は巻き取り式のショートパイル人工芝を導入していましたが、2002年より日本初となる天然芝に近い性質を持つロングパイル人工芝「フィールドターフ」を導入しました。

さらに近年は「フィールドターフHD」を導入。「フィールドターフHD」は「フィールドターフ」の性能を進化させた人工芝です。
天然芝に近いクッション性や衝撃吸収性を誇ることから、プレイする選手の体への負担を軽減させるのに役立っています。
また、プレイの安全性を向上させるために芝のパーツを縫合し、ズレやヨレを減少させてもいるのです。
ちなみに、「フィールドターフ」を導入したのは、当時の主力であった松井秀喜選手の膝への配慮が背景にあります。

東京ドームというと規模や開催されるイベントが大きな話題となりますが、それらを可能にしている技術にも注目してください。
また、航空写真撮影を通してのご紹介でしたが、東京ドームでは定期的に見学イベントを行っていますので、気になる方は参加してみてください。